中国に巨大百貨店チェーンができるまでに、訪日旅行先ができることはなんだろう
日本流サービスも徹底研究して、次のステップへ!「中国最大」を視野に入れた百貨店の急成長秘話
――丁遥・万千百貨株式会社 総経理に聞く
◆万千百貨店の特徴
http://diamond.jp/articles/-/9520
――大都市を中心に百貨店が乱立する中、万千百貨は競合他社との差別化をどう考えていくつもりですか?
1つは、万千百貨単体ではなく、万達広場(ショッピングモール)の集客力です。万千百貨は、5つ星ホテル、高級マンション、オフィス、アミューズメント施設(映画館)などもある万達広場(単体面積は30万平方~120万平方メートル)の中に出店しているので、他の百貨店以上に集客力があります
http://diamond.jp/articles/-/9520?page=2
2つ目は、全国レベルの百貨店チェーンを目指していることです。現在、一番大きな百貨店でも中国で40店舗程度しかありません。中国の多くの地方都市には地域のローカル百貨店しか存在せず、地方の消費者は大都市で売られている全国レベルの商品を買えない状況が続いているのです。
我々が全国レベルの百貨店チェーンを展開することにより、中国全土で全国レベルの商品が買える環境を提供したいと思っています。
3つ目は、全国レベルの百貨店チェーンならではの、幅広いユニークな品揃えです。現在、中国の百貨店は、自ら商品を仕入れて販売するではなく、テナントに場所を貸して売り上げに比例した販売手数料をもらうスキームで商売をしています。
そのため百貨店は、必然的に売り上げが取れるブランド力のあるテナントに入店を依頼することが多くなります。その結果、有名テナントの交渉力が強くなるだけでなく、どこの百貨店に行っても同じような有名テナントが入店している状況となっているのです。
万千百貨では、まだ中国市場での知名度は低くても、お客様によい商品を供給できるテナントと一緒に成長していきたいと考えています。そういった品揃えが、競合百貨店との差別化にもつながると思います。
――強い有名ブランドと育成ブランドとを、どのようにミックスしていきますか?
万千百貨の成長時期に応じたミックスが必要だと思います。現在我々は発展段階にあり、万千百貨自体のブランド力は、設立してまだ3年と十分ではありません。我々の利益を犠牲にしてでも、強いブランドに入店してもらう時期です。
◆万千百貨店の目標
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店舗数で言うと、2012年に60~65店舗、2015年に100店舗体制を目指しています。店舗数が60を超えたあたりで、中国最大規模の百貨店になるはずです。また、100店舗程度では、全国チェーンとはまだ言えないと思うので、最終的には中国国内に300~500店舗、売り上げで言うと1000億元程度を目指しています。
◆中国進出する日本企業にも参考になる点
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しかし、これはある意味、当たり前だと考えていました。万千百貨を立ち上げる過程で、中国の各地域の様々な百貨店などから人材を集めたのだから。それぞれ前の職場での経験、やり方を万千百貨でも踏襲しようとするので、他人のやり方は間違っているように見えるのです。
ただ、このような意見の違いも、よくよく聞いてみると、共通項があります。単に表現が違うだけだったりするのです。こういう場合は、コミュニケーションの場を持ち、まず相手の話を聞くことが重要です。
また戦略面でも、異なる意見があります。たとえば出店スピードに関しても、「まず旗艦店を作り、時間をかけて仕上げてから出店を加速するべきだ」という弊社の日本人顧問に代表される考えもあれば、「とにかくフルスピードで出店して成長する」というやり方もあります。
どちらが良い、悪いというのはありませんが、弊社の株式を100%握る親会社(万達グループ)が、成長スピードを求めているので、我々は基本的にその方針に従って事業を進める必要があるのです。
見出し◆は、自分がつけました。
「特徴」に書かれたような魅力的な商品が買えるデパートが、地方都市にも行き渡るとすると
今、日本に来ている中国人旅行客のようなショッピング需要は、なくなってしまいそう。
タイムリミットは、2012年に60~65店舗、2015年に100店舗体制という「目標」が達成されるまで。
それまで、、ショッピング需要はしっかりと拾いつつ、物目当て以上・リピートしたくなる体験を、インバウンド旅行業界で提供しておかなくては。
3年後の世界は、また大きく変わっていそう。